出島メッセで総合住宅フェア ものづくり体験も 17日まで

電気の流れを学びながらランタンを作る子ども=長崎市、出島メッセ長崎

 「2023まちづくり総合住宅フェア」が16日、長崎市尾上町の出島メッセ長崎で始まった。住宅相談や、ものづくり体験などがあり、家族連れらでにぎわっている。17日まで。
 建築士や工務店など住宅関連団体でつくる「県ゆとりある住まいづくり推進協議会」(宮原和明会長)と県が、1991年から開催。同協議会の19団体に加え、本県の気候や風土に適し、経済的で長持ちする「長崎型住宅」に賛同する11の工務店が出展した。
 会場では、住宅ローンなどの相談ブースのほか、最新設備をパネルなどで紹介。電気の流れを学ぶランタン作りやシロアリの観察コーナーなどが子どもたちの人気を集めた。
 家族5人で訪れた同市の会社員、大木翔太さん(32)は「昨年家を建てたので、長持ちさせるこつを学びに来た。子どもたちが遊ぶ場もあって良かった」と話した。
 17日午後1時から、認知症などで財産管理が難しくなる前に家族に管理を委ねる「家族信託」に関するセミナーもある。

© 株式会社長崎新聞社