シェルターの子どもたちに寄付 県パチンコ・パチスロ店協同組合 衣類など20万円分

新冨和紀理事長から目録を受け取る下津浦公理事長(右)=佐賀市天神のアバンセ

 佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合(新冨和紀理事長)はこのほど、神埼市のNPO法人「佐賀子ども支援の輪」(下津浦公理事長)に20万円相当の衣類や食器棚などを寄付した。

 佐賀子ども支援の輪は、虐待や非行などが原因で居場所のない子どもたちの緊急避難所としてシェルターを運営している。全国組織の全日本遊技業協同組合連合会が児童虐待防止を訴えるオレンジリボン運動に協賛していることから、事業に必要な20万円相当の物品を自由に購入してもらう形で寄付した。

 下津浦理事長はシェルターで新品の衣類をそろえることが難しい現状を話し、「子ども一人一人に好みがあるので新品の衣類は需要があり、とても喜んでいた」と報告。「子どもたちの目の前の生活が変わった。自由度が高いことが非常に助かる」と謝辞を述べた。

 佐賀市のアバンセで行われた同組合の研修会で贈呈式を開いた。(松尾綺子)

新冨和紀理事長から目録を受け取る下津浦公理事長(右)=佐賀市天神のアバンセ

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