英語で世界とつながろう 佐賀東高生、ベナンの留学生と交流

英語でベナンついて紹介するジョゼさん=佐賀市の佐賀東高不知火同窓会館(提供写真)

 佐賀東高(佐賀市)の卒業生でつくる「不知火同窓会」(川崎賢朗会長)はこのほど、生徒向けの英語教室を同校の不知火同窓会館で開いた。西アフリカのベナンから佐賀大に留学しているシンデテ・マティロ・ジョゼさんが、生徒21人に英語で話しかけて交流を深めた。

 英語を身に付けることで世界中のさまざまな人とつながれることを知ってもらおうと初めて企画した。

 ジョゼさんは、ベナンでは民族ごとに言語が異なり、フランス語が公用語であることを説明した。独学で習得したという英語で、ベナンのお金、宗教などを紹介した。「シンデテは大黒柱という意味。日本語は『進撃の巨人』などアニメで学んだ」と笑顔で話した。

 講演後、生徒たちと英会話でのやり取りを楽しんだ。クラッカーのようなベナンの民族楽器を鳴らしながら、古里の歌を披露していた。ベナンの料理を作るなど今後も交流を続ける。(大田浩司)

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