科学研究を通し、新潟県内の小中学生が身近な疑問を解き明かす「いきいきわくわく科学賞」(新潟日報社主催)の表彰式が12月16日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。最高賞の県知事賞をはじめ44点の上位入賞者に賞状と盾が贈られ、優れた研究をたたえた。
子どもたちに科学への興味を持ってもらい、科学的な視点を養うことが目的。26回目となる今年は、小学校中学年(3、4年生)、同高学年(5、6年生)、中学校物理・化学、同生物・地学の4部門に計897点の応募があった。
小学校高学年の部で新潟県知事賞に輝いた胎内市の齋藤希々葉(ののは)さん(12)はダンゴムシとワラジムシの違いを4年間にわたり研究。妊娠に適した温度や回数、記憶が継続する時間などを丹念に調べ、相違点を明らかにした。
式典であいさつに立った齋藤さんは「身近な生き物にも多くの違いがあることが分かった。今後もさまざまなことに興味を持ち、学んでいきたい」と抱負を語った。