17日に引退試合を行う元日本代表MF中村俊輔。
稀代の天才レフティだった彼が最も多く試合に勝った選手と負けた選手をTransfermarktで調べてみた。
最も多く勝ったのは、代表ではともにプレーした遠藤保仁(現ジュビロ磐田)で14勝。
1998~2018年までJリーグと天皇杯、ルヴァン・カップで通算22度対戦している。
その戦績は、中村俊輔の14勝2分6敗。対戦時には中村俊輔が7ゴール、遠藤が2ゴールを記録している。
ただ、最後の3試合は、当時ガンバ大阪に所属していた遠藤が勝利している。
中村俊輔が遠藤の次に多く勝った選手は、阿部勇樹と駒野友一でそれぞれ11勝している。
阿部とは1999~2021年までに通算18度対戦し、11勝2分5敗(中村俊輔が4ゴール、阿部が2ゴール)。
駒野とは2000~2016年までに通算15度対戦し、11勝1分3敗(中村俊輔が5ゴール)。
なお、遠藤、阿部、駒野の3人は、引退試合に出場するJ DREAMSチームのメンバーに名を連ねている。
18歳からの知り合いである遠藤は中村俊輔が引退した際に「時には俺にもフリーキックを蹴らせろよと思うことが多々ありましたが、あなたの左足は世界一!かなと思ってます」とメッセージを送っていたが、引退試合では果たして。
一方、中村俊輔が最も負けた相手は2人でそれぞれ10敗している。
まずは、代表ではともにプレーした小笠原満男。
1998~2017年までに23度対戦し、10敗5分8勝。中村俊輔も8勝しているので、戦績的にはほぼ五分だが、一時は6連敗したことも。
そして、もうひとりは、北海道コンサドーレ札幌でプレーするGK菅野孝憲(39歳)。
2011~2021年まで通算15試合対戦し、なんと1勝4分10敗!
勝ったのは、2013年に行われたヤマザキナビスコカップ準決勝の2ndレグだけ(横浜F・マリノスが柏レイソルに2-0で勝利)。ただ、1stレグは柏が4-0で圧勝しており、その後優勝まで飾っている。
天才レフティ!中村俊輔が華麗にゴールを奪った5人の世界的守護神がすごい
中村俊輔は菅野相手に一度もゴールを決めておらず、まさに天敵と呼べる存在だったようだ。なお、小笠原もJ DREAMSチームのメンバーに名を連ねている。