米原潜が韓国・釜山に入港 北朝鮮をけん制する狙い

 【ソウル共同】聯合ニュースは17日、米海軍の原子力潜水艦ミズーリが同日、韓国南部の釜山に入港したと伝えた。月内にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行うとの見方が出ている北朝鮮をけん制する狙いとみられる。

 聯合によると、同艦は巡航ミサイル「トマホーク」や魚雷を搭載し、乗組員は約130人。韓国軍関係者は「(韓米の)連合防衛態勢をさらに強固にしていく」と述べた。11月には南部の済州島にも、米海軍の原潜サンタフェが入港した。

 米韓両政府は核戦略を扱う核協議グループ(NCG)の第2回会合を15日にワシントン郊外で開き、米国の「核の傘」提供を軸とする拡大抑止を巡り話し合った。

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