福原遥&水上恒司、W主演映画が大ヒット「正直驚いています」

12月8日に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の舞台挨拶が12月17日、大阪市内の映画館でおこなわれ、W主演をつとめた女優・福原遥と俳優・水上恒司が揃って登壇した。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の舞台挨拶に登壇した福原遥(左)と水上恒司(12月17日・大阪市内)

同映画は、累計発行部数90万部を突破した汐見夏衛による小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)が原作で、1945年にタイムスリップした現代の女子高生・百合(福原)が、そこで出会った誠実な青年・彰(水上)にどんどん惹かれていくも、まもなく戦地の飛ぶ特攻隊員だった・・・という切ないラブストーリー。

公開から約1週間で64万人を動員、興行収入8億円を超えるスタートを切った本作。福原は「こんなにもたくさんの方に観ていただけるとはびっくりですし、『いろいろ考えるきっかけになった』とか感想をいただいて、みんなと頑張って良かった」と語り、水上も「エンタテインメントとしての作品として質の高さは常に目指してはいますが、いい結果に繋がるというのはなかなかないので、正直驚いています」と喜んだ。

この日は、観客からの質問コーナーも設けられ、「おふたりはこの作品を演じられて、満足度、感じるところはありますか?」という問いかけに、水上は「僕らに限らず、大先輩に聞いてもそうなんですが、自分が出た作品は本当の意味では評価ができなくて。自分のいいところも、悪いところも目について、それを次の作品に活かす職業でもあるので。観てくださった方々の声、想いみたいなものが答えだなと思い、僕は常にそこに対峙しています」と回答。

福原も「私も一緒で、自分のお芝居は冷静に見られないんですけど、たくさんの方々の力が合わさって素敵な映画になっているのは確かなので、たくさんこうやって愛していただいて、素直にうれしいなって」と笑顔を見せつつ、「私自身、この作品を観て、日々こうして過ごせていることが当たり前じゃないなと。1日1日丁寧に、大切な人をもっと大事にできるようにしようと、みなさまにもその想いが少しで届いてたらいいなって思っています」と語った。

メガホンをとったのは、これまで600本近いCMを手がけ、2021年に映画『光を追いかけて』で監督デビューを飾った成田洋一。生きる幸せを歌った壮大なバラード主題歌『想望』は、福山雅治が書き下ろした。同映画は全国の映画館にて公開中。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

2023年12月8日公開
監督:成田洋一
出演:福原遥、水上恒司、伊藤健太郎、嶋崎斗亜、ほか
配給:松竹

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