【朝日杯FS】ジャンタルマンタル無傷の3連勝…川田「先々も本当に楽しみな馬」

12月17日、阪神競馬場で行われた2歳G1・朝日杯フューチュリティステークスは、1番人気のジャンタルマンタルが無傷の3連勝を決めた。2着には16日に負傷から実戦復帰した武豊騎乗、エコロヴァルツが入った。

朝日杯FS、勝利ジョッキーコメント
1着 ジャンタルマンタル
川田将雅騎手
「無事に皆さんの支持に応えてこの馬自身勝ってくれましたので有り難く思います。素晴らしい馬の依頼をいただきましたので、有り難く乗せていただきまして、追い切りで乗った時にとても素晴らしい馬だということも改めて実感しながらも、まだまだこれから良くなるなという背中をしている2歳馬らしい馬なので、先々も本当に楽しみな馬だなという印象をもちました。これから益々成長を伴える馬だと認識していますので、更に良い走りが出来るようになってくるだろうと思いますし、このまずは1600mという距離に関してはしっかりと対応することが出来ましたので、その後に向けてはまた来年改めてというところだと思います。来週は有馬記念があり、その後ホープフルSもあります。今日極端に寒くはなりましたけれども、冬らしくなってきたといえば冬らしくなってきたのかなと思いますので、この冬競馬を最後まで楽しんでいただければという思いです」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月17日、阪神11Rで行われた第75回朝日杯フューチュリティステークス(2歳オープン・牡牝・G1・芝1600m・1着賞金=7000万円)は、川田将雅騎乗の1番人気、ジャンタルマンタル(牡2・栗東・高野友和)が、無傷の3連勝でG1初制覇を決めた。勝ちタイムは1分33秒8(良)。

2着に4番人気のエコロヴァルツ(牡2・栗東・牧浦充徳)、3着に5番人気のタガノエルピーダ(牝2・栗東・斉藤崇史)が入った。

早め先頭から押し切る

川田将雅騎乗のジャンタルマンタルが無傷の3連勝を決めた。レースでは中団やや前目の位置から。終始ロスのない形でラチ沿いをキープし、直線入口から早め先頭で勢い良く抜け出した。坂を登っても脚色は衰えることなく、大外から飛んできた武豊騎乗、エコロヴァルツの猛追を1馬身1/4差振り切ってゴール。殊勲の川田将雅騎手は「来年も活躍を楽しみにしてもらえたらと思う馬ですので、楽しみに来年を待ってもらえたらと思います」と、同馬の将来性に期待を寄せた。

朝日杯フューチュリティステークスを勝ったジャンタルマンタルは、父Palace Malice、母インディアマントゥアナ、母の父Wilburnという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は3戦3勝。重賞は2023年デイリー杯2歳ステークス(G2)に次いで2勝目。鞍上の川田将雅騎手は同レース3勝目、管理する高野友和調教師は初勝利。

【全着順】
1着 ジャンタルマンタル 川田将雅
2着 エコロヴァルツ 武豊
3着 タガノエルピーダ 団野大成
4着 ジューンテイク M.デムーロ
5着 タガノデュード 古川吉洋
6着 サトミノキラリ 津村明秀
7着 セットアップ 横山武史
8着 ダノンマッキンリー C.ルメール
9着 タイキヴァンクール 浜中俊
10着 シュトラウス T.マーカンド
11着 ナムラフッカー 松山弘平
12着 バンドシェル 池添謙一
13着 エンヤラヴフェイス 幸英明
14着 オーサムストローク 坂井瑠星
15着 アスクワンタイム 岩田望来
16着 クリーンエア 鮫島克駿
17着 ミルテンベルク B.ムルザバエフ

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