CLグループリーグ“未勝利”で敗退、リーグ戦わずか“2勝”のセビージャ。ラキティッチがファンに謝罪「キャプテンとしてチームを代表して謝罪する」

写真:今季キャプテンを務めるラキティッチ ©Getty Images

スペインの名門セビージャが危機を迎えている。12月16日に行われたヘタフェ戦で0ー3で敗れると、クラブは試合後にディエゴ・アロンソ監督の解任を発表した。D・アロンソ監督は10月にホセ・ルイス・メンディリバル氏の後任として就任したが、リーグ戦8試合で1勝も出来ず、CLではまさかの4戦全敗でグループ最下位となりヨーロッパリーグの出場権も逃した。

この状況を受けセビージャでキャプテンを務めるMFイヴァン・ラキティッチはクラブ公式サイトのインタビューを通じてファンにメッセージを発信している。

「最悪の状況だ。自分、チームメイト、そしてクラブのエンブレムを背負う全ての人間がだ。どんな時でも自分たちを支えてくれるファン、サポーターへ私が代表して謝罪する。そして、これまで以上のハードワークを約束する。自分のキャリアで最も困難で、悲しく、そして辛い時だが、クラブがあるべき姿を取り戻すまで決して諦めない」

「D・アロンソ監督の仕事ぶり、我々に与えてくれたものに感謝し、それと同時に我々が準備してきたものがピッチ上で形として出せなかったことを謝罪したい」

「あまり喋りすぎるのに適した時ではないが、改めて皆へ謝罪する。試合に勝ち、チームが好調な時は前に出て話すのは簡単だ。しかし、そうでない時でも私はキャプテンとして、チームのリーダーとして先頭に立ち、向き合わなくてはならない」
 

ラキティッチは2011年にスイスのバーゼルからセビージャへ加入すると、UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇を置き土産に2014年バルセロナへと移籍する。バルセロナであらゆるタイトルを勝ち取ったラキティッチは2020年にセビージャへ復帰を果たすと、昨シーズンチームの7度目のEL制覇に貢献するなど、ファンからの信頼も絶大だ。

ラキティッチは今が自身のキャリアで最も悪い時期であるとし、名門セビージャ復活へ向け全てを捧げるとコメントしている。

なお、スペイン『Marca』電子版によるとセビージャは新監督として昨シーズン途中までヘタフェを指揮したキケ・サンチェス・フローレス氏と合意間近であると伝えている。

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