子育て世代に大人気 砺波・高波、いこいの家たかなみ 安心して遊べると評判に

クリスマスのつどいを楽しむ親子=砺波市高波のいこいの家たかなみ

  ●クリスマスのつどい満喫

 砺波市高波の地域交流コミュニティー施設「いこいの家たかなみ」が地区内外の子育て世代に人気を集めている。旧高波幼稚園舎を活用し、地元の子育てボランティアグループが援助する施設は子どもらが安心して遊べると評判が広がり、多くの親子連れが楽しんでいる。17日にはクリスマスのつどいが開かれ、家族連れが夢が詰まった空間で楽しいひとときを過ごした。

 いこいの家たかなみは子育て支援と地域福祉の増進を図る施設として昨年10月に旧高波幼稚園舎を活用して開設された。毎週火・木曜(午後2時半~4時)、土・日曜(午前9時半~正午)のカフェ営業に合わせ、地元子育てボランティアグループが援助し、遊び場も開放している。

 このほか、3世代交流の行事を年間10回程度行っており、地元をはじめ、砺波市内の各地や高岡市福岡町などから子育て世代の利用が増えているという。

 17日のクリスマスのつどいはインフルエンザ感染対策で人数を制限して開かれ、江村一義高波自治振興会長やスタッフがサンタクロースやトナカイにふんして出迎えた。砺波、南砺市内の親子33組は部屋につるしたプレゼントを選び、カラーボールの中から光るボールを夢中で探した。棚に隠した紙を破ってプレゼントが当たる仕掛けを楽しんだ。

 母の竹田陽子さん(40)=高波=と妹の季世ちゃん(3)、弟の直生ちゃん(1)と参加した歩未ちゃん(6)は「紙に穴を開けるゲームが楽しかった。ヨーヨーをもらった」と笑顔を弾ませた。

 いこいの家たかなみ管理者で子育て支援のびのびひろば代表の佐藤志穂さんは「誰でも気軽に来てもらえるコミュニティー施設にしたい」と話した。

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