富山市で初雪 平年より14日遅く

風雪の中、足早に横断歩道を渡る人々=富山市総曲輪

  ●18日も冬型続く見込み

 強い寒気の影響で、17日の富山県内は雨や雪となり、冬本番を迎えた。富山地方気象台は、富山市で初雪を観測したと発表。平年より14日、昨年より3日遅かった。

 最低気温は午後8時現在、上市氷点下1.1度、八尾0.4度などとなり、上市、魚津、朝日、砺波、高岡市伏木、富山市中心部、同市秋ケ島の7地点で今季最低を記録。富山市総曲輪では午前11時過ぎ、本格的に降り始めた雪と強い風の中を足早に歩く買い物客が見られた。

 冬型の気圧配置は18日にかけて続く見込み。北陸地方の上空約5500メートルには氷点下30度以下の寒気が流れ込み、大気が非常に不安定な状態となっており、同気象台は同日明け方にかけて落雷や激しい突風、降ひょうへの注意を呼び掛け、県東部北では高波への警戒を求めている。

 気象台によると、18日午前6時までに予想される12時間降雪量は、多い所で平野部10センチ、山間部30センチ。

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