十大項目にチケット転売やステマ 消費者問題、来年への注意喚起

消費者問題十大項目

 国民生活センターが選定する「消費者問題十大項目」が今年も発表された。新型コロナウイルスの5類引き下げで人々の行動が活発化したことによる「旅行予約やチケット転売のトラブル増加」をはじめ、ネット広告での「ステルスマーケティング(ステマ)の規制」や「中古車販売大手ビッグモーターの不正問題」などが選ばれた。「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題」も入った。

 センターは「1年の終わりに振り返ってもらい、来年への注意喚起になれば」としている。

 十大項目は例年12月、消費者問題として社会的注目を集めた事案や、相談が目立った事例の中からセンターの職員による話し合いで選ばれる。

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