試合巧者インテルが鎌田先発ラツィオをシャットアウト、首位堅守【セリエA】

[写真:Getty Images]

セリエA第16節、ラツィオvsインテルが17日に行われ、0-2でインテルが勝利した。ラツィオのMF鎌田大地は65分までプレーしている。

前節ヴェローナに引き分けた10位ラツィオ(勝ち点21)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではアトレティコ・マドリーの前に完敗し2位での通過となった。そのラツィオはL・アルベルトをベンチスタートとし、鎌田が[4-3-3]の左インサイドでスタメンとなった。

一方、前節ウディネーゼに快勝して2位ユベントスとの2ポイント差を維持した首位インテル(勝ち点38)は、5日前に行われたCLではレアル・ソシエダに引き分け、こちらも2位での通過となった中、現状のベストメンバーを送り込んだ。

ラツィオが良い入りを見せた中、鎌田、ゲンドゥージとシュートを浴びせて牽制していく。そして28分にはザッカーニのクロスからインモービレが際どいヘディングシュートを放った。

前半半ば以降もラツィオはインテンシティを落とさずに圧力をかけ続けていたが、ミスから40分に失点。マルシッチの軽率なバックパスをカットしたラウタロがGKもかわしてネットを揺らした。

もったいないミスによる失点で追う展開となったラツィオは迎えた後半、開始3分にロベッラがチャルハノールからボールを奪ってショートカウンター。ボックス内まで持ち上がってGK強襲のシュートを放った。

その後も前半同様、押し込む展開としたラツィオだったが、守備に徹するインテルを崩しきることはできない。そこで65分、鎌田に代えてL・アルベルトを投入。

さらにギアを上げたいところだったが、1分後にインテルに追加点。GKゾマーのフィードを起点にバレッラのラストパスを受けたボックス内のテュラムがシュートを決め切った。

試合の大勢を決めたインテルはその後、バレッラやディマルコ、テュラムらをお役御免としていく。

そして終盤の87分にラッツァーリが一発退場となったラツィオに対し、追加タイムにはムヒタリアンが3点目に迫ったインテルが勝利。試合巧者ぶりを発揮したインテルがユベントスとの勝ち点差を4に広げている。

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