宮崎県内献血、年末年始協力者減る傾向 A、O型不足顕著

献血ルームカリーノ。献血が減る年末を迎え多くの人に協力を呼びかけている=15日午後、宮崎市(戎井聖貴撮影)

 宮崎県内で、献血が足りない状況が続いている。例年、献血協力者が少なくなる冬場を迎えた中、1日~13日は目標値(全血献血)の93.9%で、本年度4~11月も95.2%にとどまる。血液製剤の在庫を共有する九州・沖縄ブロックでは、A、O型の献血が極端に不足する事態になっており、県赤十字血液センター(宮崎市)は「医療機関への安定的な供給ができなくなる可能性がある」と危機感を強めている。

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