全国中学駅伝 長崎県代表の西諫早・男子15位、女子31位 男子3区の百田が2年連続区間賞

 第31回全国中学駅伝大会は17日、滋賀県野洲市の滋賀県希望が丘文化公園芝生ランド内コース(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)で行われ、男女出場した長崎県代表の西諫早は、男子が59分45秒で15位、女子は46分5秒で31位だった。
 都道府県代表の男女各48校(開催県各2校)が出場した。男子の西諫早は1区橋本が先頭と12秒差の10位で好発進。2区で29位に後退したが、3区百田が2年連続となる区間賞の快走で5位に浮上した。後半も粘り強くたすきをつないだ。
 女子の西諫早は1区森若が28位とやや出遅れ、その後は30位台でリレーする苦しい展開が続いた。アンカー宮本が区間12位の力走で6人を抜く意地を見せてゴールした。
 京山(岡山)が2018年の桂(京都)以来となる史上2校目の男女優勝を果たした。ともに初優勝で男子は58分3秒、女子は42分16秒だった。

◎男子 3区百田24人抜きの区間賞/女子 アンカー宮本が意地の力走

 2年連続で男女出場した西諫早が昨年よりも成長した姿を見せた。男子はタイムを1分1秒、女子は42秒縮めてゴール。順位も男子は22位から15位、女子は33位から31位に上げた。奥土居監督は「昨年の経験が生きた。雰囲気にのまれず、いいチームワークで走りきった」とねぎらった。
 男子は「焦らず前だけを見て追いかけた」という主将の3区百田が2年連続区間賞の快走。追い風を利用しながら一気に24人を抜いて5位まで押し上げた。女子は37位でたすきを受けたアンカー宮本が6人を抜いてフィニッシュ。「このメンバーで最後のレース。今までで一番楽しめた」と笑った。
 「入賞」という目標は後輩たちへ託される。百田は「きつい練習こそ支え合って強くなってほしい」、女子主将の中道は「新たな気持ちでスタートして県大会4連覇を目指して」とエールを送った。

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