青森県内冷え込み、暴風雪も 13地点で今季最低気温 18日も冬型の気圧配置

吹雪を傘でしのぎながら歩く市民=17日午後、青森市松原3丁目

 17日の青森県内は急速に発達した低気圧の影響で強風と雪に見舞われた。夕方以降は冷え込みも強まり、青森市酸ケ湯で氷点下9.9度、十和田市休屋で同5.8度など、県内13地点で今季最低気温を観測。18日も冬型の気圧配置が続く見込みで、青森地方気象台は同日夕方にかけて風雪や吹雪による交通障害に注意を呼びかけている。

 17日は各地で強い西風が吹き、最大瞬間風速は八戸26.2メートル、青森24.4メートル、深浦24.1メートルなど。青森市では視界の悪い中、傘で吹雪をしのぎながら歩く市民の姿が見られた。

 強風と雪の影響で交通網にも乱れが生じ、フジドリームエアラインズ(FDA)は青森-名古屋小牧の計2便を欠航。JR青森支店によると、奥羽線と五能線で上下合わせて26本が運休や区間運休となったほか、下り2本で最大1時間50分の遅れが生じ、約910人の足に影響した。

 18日の県内は、日中の予想最高気温が青森、弘前、むつで氷点下2度、八戸、深浦で同1度など各地で冷え込みが強まり、平地でも真冬日となる見込み。

 JR青森支店は同日、五能線の鯵ケ沢-深浦間で始発から午後3時ごろまで列車の運転を見合わせる。これに伴い、弘前-鯵ケ沢間の一部列車も運休する。JR秋田支社によると、バスなどによる代行輸送は行わない。

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