三重県多気町(たきちょう)で、鏡餅に飾る「葉付きミカン」の出荷が始まりました。
紀州(きしゅう)みかんを品種改良した「葉付きミカン」。1か月近くも葉が青々として落ちないことから、長寿や子孫繁栄を願って鏡餅の上に飾る正月の縁起物として人気で、食用としても爽やかな香りと果汁の濃さが評判です。
選果場では朝から地元のミカン農家30軒が総出で、サイズ分けや箱詰めを手際よく進めています。
ことしはミカンの収穫が少なくなる「裏年」にあたるため収穫量は去年より2トン少ない12トンが見込まれますが、出来は上々ということです。
出荷先は名古屋が中心で、スーパーなどの店頭に22日から並ぶということです。