来季の「隠れたオールMLB候補」 メジャー移籍目指す今永昇太も選出

日本時間12月18日に2023年シーズンのオールMLBチームの顔ぶれが発表され、大谷翔平は指名打者と先発投手の両部門でファースト・チームに選出されるという快挙を成し遂げた。MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者は、早くも2024年シーズンに目を向けており、若手選手や実績のあまりない選手のなかから「隠れたオールMLB候補」をピックアップする特集記事を公開している。ランダワ記者が選出した10選手のなかには、ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す今永昇太も含まれている。

ランダワ記者が選出したのは、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、ロイス・ルイス(ツインズ)、李政厚(イ・ジョンフ/ジャイアンツ)、スペンサー・スティアー(レッズ)、エバン・カーター(レンジャーズ)、ノーラン・ジョーンズ(ロッキーズ)、ヤイナー・ディアス(アストロズ)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、ジョージ・カービー(マリナーズ)、今永という顔ぶれ。このうち、イ・ジョンフ、スキーンズ(今年のドラフト全体1位指名)、今永の3人はメジャーでのプレー経験が全くない選手である。

ランダワ記者は今永について「イ・ジョンフと同様に、メジャーでのプレー経験がないため、ワイルドカードのような存在だ。しかし、この30歳の日本人左腕は2024年に大活躍する可能性のあるたくさんの要素を持っている」とコメント。「今永は速球、スライダー、スプリッター、カーブという4つの球種を投げる。今年のワールド・ベースボール・クラシックではアメリカ代表と対戦した決勝戦に先発し、存在を印象付けた」と紹介した。

アメリカ代表との決勝戦ではポール・ゴールドシュミット(カージナルス)をスプリッターで空振り三振に仕留めるなど、右打者に対しても力強いピッチングを披露したため、アメリカ代表のなかには「マックス・フリード(ブレーブス)を彷彿とさせる投手だ」と話していた選手もいるという。そうしたことも踏まえ、ランダワ記者は「彼は2024年シーズンにオールMLBの一員になることができるだろうか。その可能性は排除しないでおこう」と記している。

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