京都市南区の久世西小学校で、正月のしめ縄作りが行われた。子どもたちが住民の手ほどきを受けながら地域の伝統に触れた。
校区内でマンションの建設が相次ぎ風景が一変する中、同小学校では久世地域の良さを知ってもらおうと、地元農家の協力を得て田植えや稲刈り、しめ縄作りに取り組んでいる。
12月9日にあった同小学校PTA主催のしめ縄教室には、児童や保護者など約120人が参加。10月に5年生らが刈り取った稲わらが使われた。参加者は地元住民に教わりながら、わらを手でねじって束にして丁寧に編み込んだ。
友人と参加した児童(10)は「ねじったり形を丸くしたりするのが難しかったが楽しかった。家の玄関に飾りたい」と喜んでいた。