絆深まるイルミ 地元自治会が3万個のLEDで ひと足早くサンタさんも/岡山・美咲町

岡山県美咲町の町中央合体育館で17日、イルミネーションの点灯が始まった。3万個の明かりが夜を華やかに彩り、訪れた人の目を楽しませている。期間は1月5日まで。

地元自治会が2016年に始め、今回で8回目。午後5時から10時までの間、来年の干支(えと)の文字「辰」やサンタクロースなどをかたどった色とりどりのLEDライトが階段やのり面、施設の周辺を照らす。大型のハートや雪だるまのオブジェの前では仲良くポーズをとって記念撮影をする人たちの姿が見かけられた。

この日は、恒例の点灯式が開かれ、焼き鳥や豚汁などを販売する屋台が立ち並び、大勢の家族連れでにぎわった。ステージでは中央かめっこ保育園年長組32人によるクリスマスソングの合唱や、同県鏡野町の音楽ユニット・たんぽぽのライブなどが行われたほか、子どもたちにはサンタクロースにふんした町内会のメンバーからひと足早いクリスマスプレゼントが配られた。

小学1年生の高山羽菜さん(6)は「この日を楽しみしていた。イルミネーションがとってもきれいで見られてよかった」とにっこり。自治会の稲岡敏夫会長は「住民たちが集う場所を作ることで、地域のきずなが深まっていく。来年も開催したい」と語っていた。

サンタクロースからのプレゼントを受け取る子どもたち

点灯式で打ちあがった花火

© 津山朝日新聞社