こども園の送迎バスが乗用車4台に衝突し12人ケガ 園長は・・・ 広島・東広島市

18日午後、広島県東広島市の県道で認定こども園の送迎バスと乗用車4台が衝突し、園児5人のほか、成人7人のあわせて12人がケガをしました。

バスの前方が、大破しています。東広島市の認定こども園「さざなみの森」の送迎バスです。

事故があったのは、東広島市鏡山北の「ブールバール」と呼ばれる県道です。

午後2時半ごろ、西に向かって走っていた送迎バスが中央分離帯を乗り越え、対向車線に進入…。乗用車など4台と衝突しました。

この事故で、送迎バスや乗用車に乗っていたあわせて12人がケガをしました。

このうち、送迎バスに乗っていた3歳から6歳の男女の園児5人が打撲のケガをし、3歳の女子園児が前歯を折ったということです。

このほか、バスを運転していた70代の男性が重傷。

引率の教諭と衝突した4台の車の3人が軽傷。他の2人が中等傷です。

★バスに衝突された 学生

「30メートル先のところから、反対車線にいたバスが縁石を乗り上げて、反対側の車線にいた乗用車にどんどんぶつかっていった」

「とにかくパニックになっていて、とりあえず止まって、ぶつかったあと恐怖心がきた」

対向車線に進入したと見られるバスの運転手について、こども園の園長に聞きました。

■さざなみの森 松井雄一郎 園長

「(園児)1名は強く打撲してケガしている。残り4名は大き なケガはないと思われるが、念 のため病院に搬送して診察して いる。運転手は委託先の運転手で本日 の 運行前の状況では、異常があ ったとの報告は受けていない。現在は事故の状況を、可能な範囲 で園の全家庭にメールでお知ら せしている。明日に関しては、園バスがもう1 台あるが、運行を見送って全体の 安全運航の検証を、委託先と含めて明日1日かけて見直したい。この度は大ケガをさせてし まった園児もそうだが、地域の 皆様にもご迷惑をかけてしまい、まずは本当に心からお詫びを申しあげます。必ず今後の安全な 園の運営の検証を納得いただける形で進めていきたい」

警察と消防は、事故直後から実況見分して原因を調べています。

【2023年12月18日放送】

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