伝説的米スター歌手 『ホワイト・クリスマス』を飽きずに歌っていた 戦争で離れた家族らへの影響を理解

トップスターだった故ビング・クロスビーさんは、世界中で親しまれている『ホワイト・クリスマス』を歌うことを「飽きることはなかった」ことが分かった。1977年に74歳で他界したビングさんは1954年、史上最高の売り上げを記録したシングル曲をリリースした。

ビングさんの家族がリリースした『ビング・クロスビーズ・クリスマス・ジェムズ』について息子のハリー(65)は、フォックス・ニュース・デジタルに語った。「家族全員が興奮しています。父が亡くなってから50年近くなるとは信じられませんが、クリスマスのシーズン中、父の1部分、そして多くの人が知らない父の1部もシェアできたらと思いました」

「父は『ホワイト・クリスマス』を飽きることなく歌っていました。あの歌は多くの人にとってたくさんの意味がありました。父は、特に(戦争中に)離れていた人たちに与えるあの歌の力と影響を理解していました。あの歌は父を思いもよらない地位に立たせ、いい意味で彼を驚かせたのです。彼はそのことを愛していました。あの歌の純粋さと、それが人々の心に触れ続けることを愛していました。それで彼は謙虚でいられたのです」

1957年に母親のヘンリエッタ・グリューさんも亡くしているハリーは、続けた。「私は、父を素晴らしい歌手として見たことはありませんでした。父であり、母をとても愛していた人として見ていました」「彼らは素晴らしい結婚生活を送り、関係を築いていました。私たちは家族として多くのことをし、またクリスマスシーズンのショーだけでなく、一年を通して彼と一緒に仕事をする機会にも恵まれました」

「若い頃彼と一緒に過ごし、彼は私の同僚でパートナーとなりました。私たちは特別な関係でした......彼は自分の子供たちを誇りに思い、妻を誇りに思い、そして自分の成功を誇りに思っていました」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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