リケルメがボカ・ジュニアーズ新会長に選出! 2019年から副会長務める

多くの熱狂的サポーターに囲まれるリケルメ新会長[写真:Getty Images]

元アルゼンチン代表MFのファン・ロマン・リケルメ氏(45)が、ボカ・ジュニアーズの新会長に選出された。『AP通信』が伝えている。

現役時代にバルセロナやビジャレアルなどでもプレーし、アルゼンチン代表では背番号10を背負ったリケルメ氏。2019年からは選手キャリアの大半を捧げた古巣ボカで副会長を務めている。

リケルメ氏は前回の選挙でホルヘ・アモール・アメアル会長を支援し、同氏の当選に伴って現職に就いていたが、今回の選挙ではアメアル会長の後援を受けて自ら立候補。

今回の選挙では元会長であるマウリシオ・マクリ氏の推薦を受け、立候補していたアンドレス・イバーラ氏との一騎打ちとなったなか、17日に本拠地ボンボネーラで行われた投票では4万3637票が投票され、投票率46%はクラブ新記録になったという。

『AP通信』によると、半数弱の開票時点でリケルメ氏は得票率64.4%、イバーラ氏は35.3%だったという。

なお、現時点でリケルメ氏の公のコメントはないが、イバーラ氏は「我々がしてきたことはすべてクラブを守るためだった。ボカは全てのもの、そして誰よりも優先する。ボカは平和と団結を取り戻す必要がある」とのコメント共に自身の敗北を認めた。

リケルメ氏はボカで通算267試合に出場し、72ゴール68アシストを記録。在籍期間に5度のリーグ優勝と3度のコパ・リベルタドーレスを含む11個のトロフィーを獲得した。

ボカは先日のコパ・リベルタドーレス決勝でフルミネンセに敗れるなど、近年は思うような成績を残せていないが、レジェンド新会長の下で新たな黄金期構築を目指す。

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