【カンボジア】日本で外相会談、IT犯罪や国際問題で協議[政治]

カンボジアのソク・チェンダ・ソピア副首相兼外相は17日、訪問先の日本で上川陽子外相と会談した。両外相は「包括的戦略的パートナーシップ」の強化などを通じ、両国の協力関係を深めていくことで合意した。

ソク・チェンダ・ソピア副首相兼外相は、16日から東京で開催されている日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議に参加するため、フン・マネット首相とともに日本を訪問。17日の午後5時から約1時間にわたり、上川外相と会談した。

上川外相は、両国間で官民双方の協力事業が順調に進展していることを歓迎し、今後は安全保障やサイバー犯罪抑止面での協力関係をさらに強化していきたいとコメント。新たに日本政府が立ち上げた包括的な人的交流プログラム「次世代共創パートナーシップ—文化のWA2.0—」などを通じて、文化、人的交流の活性化を進めていくことに意欲を示した。

ソク・チェンダ・ソピア副首相兼外相は、カンボジアの和平や復興、発展に向けた日本の支援に謝意を表明。両国間の関係深化に加え、ミャンマー情勢やミサイル発射や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ロシアによるウクライナ侵攻など、国際社会が抱える課題に関しても連携していくことで合意した。

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