L・バスケス、記者会見でリュディガーの“奇行”ぶりで笑いとる。「ちょっとだけ?彼はいい意味でクレイジーだ」

写真:ピッチ内外でその奇行ぶりが話題とるリュディガー ©Getty Images

ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーは2022年夏にチェルシーからレアル・マドリードへフリー移籍で加入すると、1年目から出場機会を掴み公式戦53試合に出場した。今シーズンはリーグ開幕戦のアスレティック・ビルバオ戦でエデル・ミリトンが左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ったこともあり、ラ・リーガ13節のバレンシア戦を除く全ての公式戦に出場している。

リュディガーは身体能力を活かした1対1の局面での守備、圧倒的な空中戦の強さを誇り、今シーズンレアル・マドリードでジュード・ベリンガムに並び最も代えの効かない選手となっている。

そして、現地時間17日に行われたビジャレアル戦でDFダビド・アラバがミリトンと同じく左膝前十字靭帯断裂の怪我でシーズン中の復帰が難しいと見られており、これまで以上にリュディガーの存在が大きいものとなるだろう。

そんなリュディガーは持ち前の明るいキャラクターでチームメート、ファンに笑いを提供し、ピッチ内外での“奇行”ぶりが注目を集めることも少なくない。2022カタールワールドカップ、日本代表戦でのFW浅野拓磨との並走シーンは記憶に新しいだろう。その“独特な走り方”に解説を務めた本田圭佑氏は「ちょっと今のは性格悪い。馬鹿にした走り方してる」とコメントし、日本国内でも話題となった。

レアル・マドリードでチームメートのルーカス・バスケスは12月12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ、 ウニオン・ベルリン戦の前日会見に登場すると、ドイツ人記者からの「リュディガーはとても愉快なキャラクターで、ちょっとクレイジーかもしれないよね。彼の今季の活躍の秘訣は?」という質問に以下のようにコメントしている。

「ちょっと?ちょっとだけ?彼はいい意味でクレイジーだから、彼の活躍の秘訣なんて誰にも分からないよ。彼は全ての面でチームを助け、信じられないパフォーマンスを今シーズン披露している。今後も今のパフォーマンスを継続してくれることを願ってるよ」

「ちょっとだけか?」と記者からの質問に食い気味に反応し、会場の笑いを誘ったL・バスケス。リュディガーの奇行ぶりを認めつつ、今シーズンのリュディガーのプレーぶりには脱帽し、今後もチームを助ける存在になると語っている。

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