バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、今冬の中盤補強の可能性を示唆している。スペイン『スポルト』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16進出を果たしたものの、連覇を狙うラ・リーガではジローナ、レアル・マドリーに水をあけられて逆転優勝に早くも黄色信号が灯るバルセロナ。
そういった状況を考えると、今冬の移籍市場でチームを上向きにさせる補強が求められるところ。しかし、引き続き深刻な財政難にサラリーキャップの問題を抱えるクラブは、アトレチコ・パラナエンセから正式加入となるブラジル代表FWヴィトール・ロッキを登録するので精いっぱいというのが、大方の見方となっている。
しかし、ラポルタ会長はスペイン『EFE』で、スペイン代表MFガビの長期離脱の穴を埋める新たな中盤の選手の補強の可能性を示唆。2004年にユベントスから半年間のレンタルで加入し、チームを2位に押し上げる原動力となった元オランダ代表MFエドガー・ダーヴィッツのケースを例に出し、中盤に厚みを与えることを検討している。
「我々が“フェアプレー”を実現できれば、ガビの喪失を何らかの形で補ってくれるMFを迎え入れることも考えられる。例えば何年も前にエドガー・ダーヴィッツでやったように、シーズン終了までのレンタルになるだろう」
「我々にはマージンがある。我々が進めている一連のオペレーションのおかげで、年末までは“フェアプレー”を生み出すことができると思う。もしそれが確認されれば、我々には選択肢があるだろう」