楽しかったはずの「推し活」がいつしか負担に Z世代が選ぶ「推し疲れを感じる瞬間」1位は切実な悩み

楽しかったはずの推し活がいつしか負担になっていた。そんな経験をした人もいるかもしれない。きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」ではこのほど、10~24歳の男女546人にアンケートを実施し、「推し疲れを感じる瞬間TOP10」を公開した。

3位は「”大切なお知らせ”が恐怖」だった。推しの所属事務所やファンクラブから届く、突然の“大切なお知らせ”。予測ができない発表内容からネガティブな気持ちになってしまう人が少なくなかった。「いいお知らせなのか悪いお知らせなのか発表があるまでソワソワしてしまう」「大事なお知らせって不吉なイメージ」「引退とかだったら嫌!」「結婚とかだったら辛い」の声が集まった。

2位は「メンバーの脱退・事務所退所・引退」がランクイン。推し活においてアーティストやアイドルのメンバーが脱退、事務所退所、引退することはファンにとって非常に辛い瞬間だ。「楽しみが一気に消えるような消失感に溺れる」「推しがグループから脱退すると、絶望感がある」「引退とか脱退されたら、すごく残念だし、言い方が悪いけどお金をかけて推してたから悔しくなる」「脱退や引退したらメンタル崩壊する」「悲しすぎて大号泣した」などの経験談が寄せられた。

1位は「お金がかかる」となった。ライブチケットやCD・DVDの購入、次々と発売されるグッズなど、推し活はいくらお金があっても足りないようだ。「欲望に負けて色々買ってしまう」「お金がかかる…でもやっぱり推しにはお金はかけたい」「まじ、運営私たち学生のこと考えろーって思うぐらいお金使わせてくる」「掛け持ちしてるし、貢がなきゃって思ってもお金が足りない」「まだ中学生で推し活に使うお金がすぐに足りなくなってしまう」などお小遣いでのやりくりに葛藤するZ世代の声が寄せられた。

4位以下は、4位「情報過多」、5位「会える機会が少ない」、6位「周囲からの否定的な意見」、7位「人気になりすぎて遠く感じる」、8位「お金を使ったファンが強いという価値観」、9位「スキャンダル」、10位「推しがいなくなったらと考えたときの不安感」となった。

(よろず~ニュース調査班)

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