鏡選手(宇都宮市出身、東洋大)県スポーツ功労賞を初受賞 レスリング世界選手権初優勝で パリ五輪代表にも内定

福田知事と笑顔で懇談する鏡選手(右)=18日午後、県庁

 9月にセルビアで行われたレスリング世界選手権女子76キロ級で初優勝した鏡優翔(かがみゆうか)選手(22)=宇都宮市出身、東洋大=が18日、県知事特別表彰の県スポーツ功労賞を初受賞した。

 鏡選手は雀宮南小1年時に下野サンダーキッズ(下野市)でレスリングを始め、「JOCエリートアカデミー」に入校する14歳まで本県で活躍。2度目の出場となった世界選手権は得意のタックルで勝ち上がり、日本女子最重量級20年ぶりの優勝。来夏のパリ五輪代表にも内定した。

 鏡選手は「レスリングでたくさんの方からお世話になり、少し恩返しできたと思うとうれしい。応援に応えられるようにパリでも頑張る」と決意を語った。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は「ぜひ金メダルを首にかけ、またここに来てください」と激励。鏡選手にはJA全農とちぎから県産米「とちぎの星」60キロなど県産農畜産物が贈られた。

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