朝ドラで脚光 淡谷のり子さん(青森市名誉市民)ゆかりの品展示へ 青森県立美術館、2~3月

 青森市教育委員会は18日、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に同市名誉市民の歌手・淡谷のり子さん(1907~1999)がモデルの「茨田りつ子」が登場しているのを受け、同市の県立美術館で来年2月17日~3月3日、淡谷さんゆかりの品を展示する「連続テレビ小説『ブギウギ』と淡谷のり子展」が開かれると明らかにした。

 市教委によると、県美コミュニティギャラリーに淡谷さんのステージ衣装などの市所蔵品を並べ、その功績を紹介。茨田りつ子を演じる俳優・菊地凛子さんが撮影で着用したドレスも展示する。NHK青森放送局、市教委、県立郷土館共催。入場無料。

 淡谷さんは同市出身。市教委は、ステージ衣装やレコード、楽譜、メダルといったゆかりの品約1500点を所有しており、今回その一部を貸し出す。普段は多くが収蔵庫などに保管されており、展示は貴重な機会になるという。

 18日の市議会予算特別委員会で、市教委の小野正貴教育部長が説明した。小野部長は答弁で「連続テレビ小説に合わせて、ゆかりの品を市民に見てもらうことは、淡谷さんを顕彰するまたとない機会になる」と述べた。

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