【大雪情報】強烈寒波到来 日本海にドカ雪もたらす「JPCZ」ハッキリ “10年に一度レベル”の寒波 日本海側“警報級の大雪”に 西日本も積雪増加 【24日クリスマスイブまでの降雪予想】

“10年に一度レベル”の強力寒波 「第2波」到来

先週、気象庁が“10年に一度レベル”の低温・大雪になるとして「早期天候情報」を発表して注意を呼びかけていた“強力な寒気”が日本列島に入っています。

今回の寒気は、今週はじめ頃の「第1波」よりも強いと予想されます。強い下層寒気は西回りで流れこんでくるため、特に西日本では気温が平年を大幅に下回る見込みです。

また、日本海側を中心に大雪となるほか、太平洋側の一部にも雪雲が流れこんで雪が降る所があるでしょう。

24日(日)にかけての雪の降り方や暴風については以下のリンク先から

特に西日本の上空寒気は真冬でも何度もないレベル

地上の気温を大きく左右する上空1500メートル付近の寒気の予想です。21日(木)は中国地方上空に上空1500メートルで-12℃以下の非常に強い寒気が入ってきます。これは平年に比べると10℃前後も低く、この強さの寒気は真冬でもそう何度もないようなレベルの強さです。

22日(金)にかけても中国地方を中心に-12℃以下の非常に強い寒気が入り、また、平地で雪を降らせる目安である-6℃以下の寒気が太平洋側の沿岸まで南下して全国的にスッポリと覆われる見込みです。

夜中は標高0メートルの地上付近でも広く低く氷点下となる可能性がありますので厳しい冷え込みにも注意が必要です。

また、雪雲をより発達させる上空5500メートル付近の寒気は、-30℃以下の強い寒気が山陰沖まで南下してくるほか、-36℃以下の非常に強い寒気も北日本の日本海沿岸まで南下してきます。

日本海にはドカ雪もたらす「JPCZ」も明瞭になるおそれ

日本海側は大雪となる見込みです。特に雪雲が発達したJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)も再び明瞭となっています。22日にかけて北陸方面に向かうとみられていますが、21日夜には西日本の日本海側に南下する可能性があります。JPCZ 周辺では気圧の傾きが大き く、風が強く吹いて波が高くなり、しける所がある見込みです。

日本海側を中心に大荒れの天気が予想されるほか、雪雲の一部が流れこんで広島や名古屋など太平洋側の地域でも雪が降る可能性があります。地元の気象台が発表する気象情報などに十分注意してください。

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