「即刻お帰り頂きます」温泉民宿が客の“人数確認拒否”に示した毅然対応に賛否真っ二つ

※これはイメージ画像です

「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

飲食店などで、店員からこう声をかけられた経験はないだろうか。現在Xではこうした掛け声をめぐって、論争が巻き起こっている。

発端はとあるユーザーの投稿。飲食店でアルバイトしていた際に、来店客に「何名様ですか?」と聞いたところ「見たらわかるでしょ」と言い返されたという。すると別のユーザーがこの投稿をリポストし、“客側の経験”を共有。このユーザーは店員に来店人数を聞かれ、“見たらわかるのに”と思ったようで「何名に見えます?」と逆質問したという。

そんななか12月18日に、とある温泉民宿の公式アカウントが“客側の経験”を書き込んだユーザーの投稿に反応。《当館の場合、これをされたら即刻その場でお帰り頂きます。お店の人間にあまりにも失礼です》と、反論したのだった。

その理由について温泉民宿は、宿泊業の立場から続く投稿でこう説明している。

《誤解のないよう補足しますと… これになるのは「日帰り入浴」の場合がほとんどです。「宿泊」の場合は予約段階で名前も人数も伺っているので、このやり取りにはなりません。あるとすると…宿泊orお風呂ですか? と言う質問ですが、さすがにそれに「見れば分かるでしょ!」と返した人はまだいません》

つまり、宿泊を予約した客はあらかじめ人数を把握しているが、日帰り客の場合は確認を取るということのようだ。この温泉民宿の投稿はすでに1369件以上のインプレッションを集め、4200件以上リポストされている(19日14時現在)。様々な意見が寄せられており、毅然とした対応に理解を示す声も。

《ぶっちゃけこういう判断してくれるところで働きたい》
《大正解な対応だと思う。こういう嫌味な人間、ちょくちょくいる》
《後から何人か加わる場合もあるからお店は「何名ですか」と確認してるんじゃないのかな。見たら分かるだろはお門違いでしょ》
《なんでそう聞くのかわからん人もいるんだなぁ…想像力の欠如……かわいそう》

しかし温泉民宿が示した対応に“やりすぎ”と感じた人もいたようで、“どっちもどっち”と異論を呈する声も……。

《めちゃくちゃ面倒くさい客で イラっとはするけど これで帰らされるの怖い》
《お客側ももちろん失礼だし、そのくらいでお帰り頂いてしまう方もどっちも器が小さいと思ってしまった》
《めんどくさい客とは思うけど「あまりにも失礼」とは思わないな別に 沸点って人それぞれなんだな》
《どっちもどっちじゃん》

客側からすれば“よく聞くフレーズ”かもしれないが、店側にとっては大事な確認業務。互いに思いやりを持って、コミュニケーションを取ることが大事だろう。

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