県内で重大交通事故 1人死亡1人重体 「緊急事態宣言」で対策強化へ【愛媛】

愛媛県内では18日夕方から19日朝にかけ、重大事故が相次ぎました。1人が死亡、1人が重体となっています。

警察によりますと、このうち西条市河原津の国道196号では、18日午後5時半ごろ、道路を歩いて横断していた庄司ツネヨさん(83)が、右折してきた乗用車にはねられ死亡しました。

車を運転していた女性は「気付いた時にはぶつかっていた」と話しているということで、警察が事故の原因などを調べています。

これで県内では18日までの10日間に、死亡事故が5件発生したことから、「交通安全県民総ぐるみ運動県本部」は19日、「緊急事態宣言」を出し対策を強化する方針です。

また、19日午前6時半過ぎには、松山市御幸の国道で原付バイクを運転していた田中美和子さん(68)が、後ろから走ってきた軽乗用車に衝突され、意識不明の重体となる事故も発生しました。

警察は軽乗用車を運転していた松山市東長戸の会社員・橋本和高容疑者(60)から、基準値の3倍のアルコールを検出したため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕し、過失運転傷害の容疑でも捜査する方針です。

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