事務所「居場所はわかりません」の一点張り “雲隠れ状態”続く 愛知3区が地盤の池田佳隆議員【国会担当記者の報告】

東京千代田区にある安倍派の事務所が入っている、ビルの前からお伝えしています。
現在、多くの報道陣がつめかけていますが、19日午後3時の時点で東京地検特捜部の捜索は終了したものと見られています。いまだに非常に物々しい雰囲気が漂っています。

愛知3区が地盤で安倍派に所属する池田佳隆議員は、派閥から4000万円を超えるキックバックを受け、裏金にしていた疑惑があり、事務所は去年までの3年間で派閥から受け取った約3200万円を記載していなかったとして収支報告書を訂正しました。
しかし、池田議員本人は疑惑の発覚後、雲隠れ状態が続き、私も本人とは一度も話せていません。

東京の事務所は、対応するものの「居場所はわかりません」の一点張りで、19日は午前午後ともに、事務所には明かりがついておらず、人の気配は感じられませんでした。

愛知3区の地元の市議や県議も、本人とは連絡が取れていないということです。
説明責任を一向に果たそうとしない池田議員の姿勢に地元の有権者からは、厳しい声が上がっています。

(愛知3区の有権者)
「正直に言ってる中で(池田議員も)しっかり言ってほしいなと、地元の人間としては思う」
「どこに行っちゃったんだろう?と思う。公の場に出てきてちゃんと説明はしてほしい」
「(池田議員を)よく知っている。はっきりいって驚いているが(雲隠れはショック)

ある東海地方選出の自民党国会議員は「仲間として本当に腹立たしい思いだ。そもそも何がしたくて、国会議員を目指したのか。本当に情けなく、とてつもなく悲しい気持ちになる」と非常に厳しい言葉を口にしていました。

説明責任をこのまま果たさないまま、国会議員として国民の命と暮らしを守る政策を作ることなど、到底望むべくもありません。

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