旅行支援1千万円超不正 札幌のホテル従業員

 北海道は19日、道と札幌市が旅行支援で実施していた割引事業に関連し、市内のホテル「レンブラントスタイル札幌」で支援金とクーポン券計約1100万円分の不正受給が行われていたと発表した。元従業員が架空の宿泊予約をするなどしてクーポン券を着服していた。道は刑事告訴について顧問弁護士と相談するという。

 道と札幌市によると、この従業員はホテルで働いていた2022年1月~10月、架空の予約をして道と市からホテルに支援金計約562万円を支払わせたり、宿泊に伴って発行されるクーポン券を割引対象者に渡さずに着服するなどの手口で計約539万円分のクーポン券を不正に得たりした。

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