冬の旭山動物園・意外と知らないかも?入園場所別の駐車場と巡り方3つ

2023年11月11日より、旭川市旭山動物園の冬期開園が始まりました。この夏は気温が高く、動かずじっとしていた動物たちも雪を喜び活動的に過ごしています。

ところで、車で向かう際、旭山動物園直営の駐車場料金が無料なのはご存知でしょうか。

正門・西門・東門と、旭山動物園には3か所の入り口があります。それぞれの入り口の駐車場のうち、中心部の動物舎に一番近い「西門」は民間駐車場で、夏期シーズンは500円と有料でした。その他の有料駐車場は積雪のために閉鎖され利用できません。
(※正門・東門はオールシーズン無料です)

寒い冬に人気の動物舎がすぐ見られる西門の駐車場が無料というのはうれしいですね!

今回は、「旭山動物園」の入り口の駐車場と、各門から入園した際にすぐ見られる動物や売店をご紹介します。冬の旭山動物園は魅力がいっぱいです。

旭山動物園の3つの「入園門」とは?

出典:旭山動物園公式サイト

旭山動物園を通り過ぎた西門前の道路が一方通行。目的の駐車場が満車でも、Uターンはできません。

どの入り口にもチケット販売窓口があります。
冬は3つの門の前の駐車場は全て無料なので、正門・西門が満車でも、東門を目指して向かいましょう。

各入り口の駐車場について、詳しくご紹介します。

旭山動物園の入り口 ①正門

旭山動物園へと向く坂道を上りきると正面の入り口「正門」(せいもん)が見えてきます。この入り口から入園したい場合は、正門の駐車場へ車を停めましょう。

・普通車:50台(うち障害者用6台含む)※除雪の状況により停められる台数が前後します。
・電気自動車充電用:2台
となっています。
尚、正門駐車場のすぐ下には正門第二駐車場があり、隣接する旭山公園との共有駐車場ですが約100台の駐車ができ、合わせて約150台の駐車が可能です。

正門をくぐると、記念撮影スポットと、動物舎へと続くゆるい坂道が続きます。
階段とスロープがありますが、圧雪になるまでは、滑る危険性があるので階段の方が安全かもしれません。

正門の右側には、「ととりの村」という動物舎があり、夏期シーズンは野鳥やフラミンゴが展示されていますが、冬期は閉鎖しています。

ここはモニュメントがあるので、人気の記念撮影スポットです。

正門を入ってすぐ左手には売店や軽食をいただけるお店があります。
売店には、靴の簡易滑り止めが販売されているので、冬靴をお忘れの方におすすめ。

もう少し歩くと、左手は「旭山動物園くらぶ パン小屋」というベーカリーショップ。こちらのイチオシはメロンパン。
大変人気のあるパンなので、ぜひ食べたりお土産にしてみませんか。

冬期は正門から入ると、西門付近までは動物に出会えませんが、記念撮影ができたり売店でのお買い物を楽しめるでしょう。

旭山動物園の入り口 ②西門

夏期シーズンは駐車料金が500円となる民間駐車場の「西門」ですが冬期は無料です。

ぺんぎん館・あざらし館・ほっきょくぐま館・もうじゅう館・かば館・きりん舎に一番近い駐車場です。
人気の動物が集まる西門は、駐車する人が一番多いのではないでしょうか。

西門から入ると、左手に「きりん舎」、右手に上がると「ぺんぎん館」や「あざらし館」等、園内の中央の施設が並びます。

「あざらし館」の館内は、マリンウェイがメイン。
ここを通るアザラシが見られたらラッキーですね!

階段を上がって出た野外放飼場では、まるでオホーツク海の海辺のように、カモメと共存するアザラシが見られます。

西門の左手にある「きりん舎」は、来園者のすぐそばにエサを置いてあるので、開園してすぐは、エサの近くにいることが多いですよ。

キリンを間近で見たいなら、開園直後に入園しきりん舎へ向かうことをおすすめします。

かば館の地下からもキリンを見ることができ、間近で見上げるのも醍醐味!

かば館には、3頭のカバを飼育。
屋外に出ているときと、室内にある水深3メートルのプールにいるときがあります。

プールにいるカバは、地下に降りると下からも観察できたり、スムーズに泳ぐ様子を観察もできたりします。

出口に向かうと、ダチョウもいます。きっとイメージよりも背が高く大きなダチョウに驚くはず!

西門近くで一番人気の「ほっきょくぐま館」。「もぐもぐタイム」がある日は行列ができることも。

2021年に旭山動物園で誕生した「ゆめ」が2023年12月1日に兵庫県神戸市の動物園へ移動しました。
かわいらしい赤ちゃんだった「ゆめ」ですが、お母さんホッキョクグマの「ピリカ」からすっかり親離れした1歳11か月。

40年ぶりに誕生したホッキョクグマでした。今は、2頭のホッキョクグマが展示されています。

「ほっきょくぐま館」を出て左へ行くとあるのが「レッサーパンダ舎」。

かわいらしい仕草と表情が人気です。
冬も展示されていますよ。

高さ約3.5mもの高さに張られた吊り橋を渡ったり、出窓のある放飼場で愛くるしく遊ぶ姿を観察できます。

吊り橋を渡るときは、来園者から歓声が上がり一斉に写真撮影がスタートします。

あざらし館の出口には、無料休憩所・売店・食堂があります。
ラーメンやカレー、ホットドリンクがあるので冷えた体を温められます。

また、ぬいぐるみや旭山動物園グッズ、お菓子などが販売されている売店もあります。
休憩所はあたたかく、ゆっくりと休憩できるのでぜひ利用しましょう。

旭山動物園の入り口 ③東門

旭山動物園の一番上にあるのが「東門」です。
東門の駐車場には、約200台が駐車できるスペースがあります。

ここは、旭山雪の村の駐車場でもありますが、冬は満車になることはあまりないでしょう。もちろん駐車料金は無料です。
チケット売り場や、観光バスで訪れる団体客の入場入り口もあります。

東門には、レストランと売店が並びます。

レストランでは、ジンギスカンやラーメン、カレー、ソフトクリームなどのメニューがあります。テイクアウトもできますよ。

売店は旭川や北海道内の有名なお土産やぬいぐるみなどのお土産が並びます。

動物園の入り口は、ここから階段を下りたところにあります。エレベーターもあります。

東門は旭山動物園の一番高い所にあります。門に入ると、遠くまで見渡せる景色は絶景。晴れている日は旭川市内の景色も見られます!

階段をまっすぐに降りて行くか、「ゆっくりロード」を歩いて降りる方法のほか、東門と階段下を結ぶ無料シャトルバスで降りる方法があります。

筆者は歩いて「ゆっくりロード」を通って降りてみました。
「ゆっくりロード」にもトンビやエゾユキウサギ、キタキツネなど、北海道に生息する動物が展示されています。

東門の坂道を降りていくと、一番初めにたどり着くのが「くもざる・かぴばら館」。あたたかな室内でのんびりと過ごしているところを観察できます。

ガラス張りの小さなお部屋ですが、カピバラが大変間近で見られるので、人気のスポットです。

反対側の入り口からはクモザルを観察できます。
そのまま左側へ進むと、てながざる館やおらんうーたん館、トナカイ舎などがあり、さらにすすむと「オオカミの森」と隣接した「エゾシカの森」に到着します。

チンパンジーやニホンザル、オランウータンなどの動物舎が近い東門。
おすすめは、「北海道産動物舎」です。

自然の樹木が立ち並ぶバードケージは、森の中のよう。オジロワシ、オオワシ、クマタカが飛び交っています。

小さな動物舎の中には、フクロウ類や小型鳥類、キタキツネやエゾタヌキ、アライグマ、テンなど北海道に生息する野生動物が展示されています。

冬の旭山動物園は駐車場が全て無料!ゆっくり楽しもう

冬の旭山動物園の駐車場事情と、入園口、入り口に近い動物舎や売店などの施設をご紹介しました。

寒い冬ならではの動物たちの姿を、それぞれの門から入って楽しんでみませんか。旭山動物園の見え方が変わること間違いなし◎

駐車料金が無料の冬こそゆっくり観察できるチャンスです。この冬はぜひ旭山動物園へ!

旭川市旭山動物園
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
営業時間:2023年11月11日(土曜日)~2024年4月7日(日曜日)
午前10時30分~午後3時30分(入園は午後3時まで)
休園日:2023年4月10日~4月28日/11月4日~11月10日/12月30日~2024年1月1日
電話番号:代表 0166-36-11048
駐車場:あり

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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