カズレーザー“孤独感”は喫煙よりも寿命に影響が…孤独を感じやすいSNS世代へ専門家が警鐘

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が19日に放送された。今回は『孤独』をテーマに、『1万人のデータで判明!20代が深刻? SNSで拡大する孤独の正体』という講義で、現代社会の人間関係について研究している専門家が、孤独感が与える健康リスクとその予防法について解説を行った。

専門家はデータをもとに、孤独に関する悩みを分析。調査の結果、20代から30代にかけて孤独に関する悩みを抱えている割合が高くなっていることが明らかとなったのだという。こうした孤独が健康に与える影響はすさまじく、とある研究によれば孤独感が寿命に与える影響は喫煙よりも高いのだとか。専門家はその理由として、人間は孤独を感じると生活が不健康になったりズボラになったりすることをあげたうえで、孤独に関するストレスによって脳卒中や心臓病にかかるリスクも高まってしまうと警鐘を鳴らした。そもそも人間の脳の働きの維持には他者との交流が欠かせないため、こうした交流の頻度が減少すると脳機能も低下するのだそうだ。

最近ではSNSの発達によって人間関係が可視化されやすくなり、他者の行動が気になってしまうことも孤独感を強める原因となっている。カズレーザーは「SNSって別にやめりゃいいなってほんとに思ってる」と私見を述べ、SNSのせいで無理に人間関係を維持しようとしてしまったり、過剰に相手の反応を気にしてしまうことについて「嫌われたって思えないって、すげえ怖いことだと思うのよ」と語った。専門家は、友達機能などを有するSNSは「相手が(自分を)大事にしてくれるかどうかをはっきり示す」ツールだとしたうえで、時にはSNSの友達関係を整理するなど、他者に合わせすぎてしまうようなSNSのやり取りなどを控えることをすすめた。
講義を受けたカズレーザーは「全然売れてない芸人がダラダラ飲み会とかやって、すごい笑顔で“ああでもない、こうでもない”って建設的でない話をして2時間過ごして帰ってくんですけどあれも孤独を感じない1個のやり方なんだと思いますね」と例えたうえで「ただあれが幸せかどうかわかんない。周りからどう見られるか気にしなければ幸せになる方法いっぱいあるんじゃないかと思いますね」とコメントした。

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