新潟南魚沼市でクマの出没が減少、独自の「注意報」発令を解除 12月18日までの10日間、現れた痕跡なし

 新潟県南魚沼市は12月19日、クマの出没数減少を受け、独自に発令していた「クマ出没注意報」を解除すると発表した。

 南魚沼市環境交通課によると、12月18日までの10日間に足跡などの痕跡を含めたクマの出没はゼロ件で、冬眠する本格的な降雪期になったことから注意報を解除した。ラジオ放送や市のホームページを使った注意喚起を終え、平時の対応に戻す。

 南魚沼市は9月上旬、クマによる人身被害の発生を受けてクマ出没注意報を出した。出没数の増加を受け、10月下旬には警戒度を引き上げた「クマ出没警戒警報」を発令。出没の減少を踏まえ、12月1日に注意報に切り替えていた。

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