イトーヨーカドー八戸沼館店(青森県)「8月ごろ閉店」検討

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は19日、傘下のイトーヨーカ堂が運営する青森県八戸市のイトーヨーカドー八戸沼館店について「閉店を検討しているのは事実」と、東奥日報の取材に対し明らかにした。運営合理化のためで、時期は来年8月ごろを予定。今後、ステークホルダー(利害関係者)らとの調整を経て正式に決定する。

 閉店日はホームページや店頭の張り紙で利用客らに告知する。一方、正社員やパートタイマーら従業員については、人事異動による配置転換や再就職の支援を行うとみられる。

 セブン&アイHDは今年3月、全国にあるイトーヨーカドー店舗の首都圏への集約を加速させる方針を発表している。

 八戸沼館店はショッピングセンター・ピアドゥの核テナント。県内に4店舗あるイトーヨーカドーのうち、五所川原市のショッピングセンター・ELM(エルム)内の五所川原店は来年3月31日の閉店が決定している。セブン&アイHDは東奥日報の取材に対し、青森店(青森市)と弘前店(弘前市)については現在、閉店の検討は行われていないとしている。

© 株式会社東奥日報社