移動販売車が出発式 高齢者の買い物課題の解決、地域の利便性向上へ 18日から、行田市内で販売開始

移動販売車「うえたん号」のお披露目・出発式でテープカットを行う(左から2人目より)行田邦子市長、高柳仁埼玉営業統括部長ら=15日午前、行田市佐間のウエルシア行田佐間店

 埼玉県行田市とウエルシア薬局が10月18日に締結した「地域福祉の推進及び健康増進に関する協定」に基づき、地域共生型・多世代交流型の移動販売車「うえたん号」のお披露目・出発式が12日、同市佐間のウエルシア行田佐間店で行われた。

 高齢者などの買い物課題の解決だけでなく、子どもや障害者などの分野や世代を超えた交流・地域コミュニティーの活性化に視点を置いた地域共生型・多世代交流型となる。販売開始は、月曜から金曜までの午前10時ごろから午後4時ごろまで、市内45カ所を訪問。集会所や神社、高齢者施設など、各日9カ所程度を訪問していく。

 お披露目式・出発式で行田邦子市長は「地域の利便性が向上し、多世代の交流の場にもなれば」とあいさつ。同社の高柳仁埼玉営業統括部長も「うえたん号を地域と一緒に育てていければ」と語った。

 移動販売車の常設モニターを利用したオンラインでの健康相談などのデモンストレーションも行われたほか、同市本丸の行田協立診療所敷地内のオシノテラスで販売デモンストレーションも実施された。

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