子どもらに怒鳴る…草加の市立保育園、職員4人が不適切な保育 おむつで頭はたくなどの行為も

草加市役所=草加市高砂

 埼玉県の草加市は19日、市立保育園で職員4人が子どもたちに対し、怒鳴るなどの不適切な保育があったと発表した。

 今月14日付で、主幹級職員(48)に文書訓告、44歳と41歳の主任級職員に文書注意、主事級職員(32)に口頭注意を行った。

 市保育課によると、職員4人は2019~21年度の間、子どもを教材室に閉じ込めようとしたり、おむつで子どもの頭をはたくなどの行為を行った。昨年12月、同園に相談があり、職員の聞き取りや外部調査などで判明した。

 再発防止策として、外部有識者チームの立ち上げや、職員研修の実施、担当課と園の相談体制整備に取り組む。

 山川百合子市長は「対象のお子さまと保護者の方々には、深いご心痛を与えてしまい、心よりおわび申し上げる」とし「今後、二度とこのようなことが起きないよう、再発防止対策をしっかり進める」とコメントした。

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