「困惑しております」サントスが契約を発表したカリーレ監督について長崎が経緯を報告「正式なオファーは届いておりません」

サントスとの契約が発表されたカリーレ監督[写真:©︎J.LEAGUE]

V・ファーレン長崎は20日、ファビオ・カリーレ監督との契約について報告した。
【動画&写真】サントスがカリーレ監督の就任を発表

カリーレ監督は、コリンチャンスやアル・ワフダ(カタール)、アル・イテハド(サウジアラビア)、サントス、アトレチコ・パラナエンセで指揮を執り、2022年6月に長崎の監督に就任した。

シーズンを通して初めて指揮した今シーズンは、最後までJ1昇格プレーオフ進出の可能性があったが、7位でフィニッシュ。それでも、4日に来シーズンも指揮することが発表されていた。

しかし、その後にサントスとの契約についてブラジル国内で報道。強化部がカリーレ監督に事実確認をとったところ、長崎で指揮を執る意向を示した。

ただ、12月19日になり、サントスと契約したいという意思をカリーレ監督が示したとのこと。急遽電話会議を行い、返答を待つことに。20日になり、サントスが公式SNSでカリーレ監督を就任し、カリーレ監督の代理人からサントスに行きたいという最終意思表明があったものの、クラブは正式なオファーを受けていないという。

代表取締役会長 兼 社長の髙田旭人氏は、クラブを通じてコメントしている。

「今シーズンの悔しさをバネに来季こそはJ1昇格、という想いを共にしていただいているファン・サポーター、パートナー企業の皆様、クラブに関わる全ての方々に一連の報道で不安を仰ぐような事態となっており心よりお詫び申し上げます」

「クラブとしても、急な状況に困惑しておりますが、事実確認と状況の整理、また、来季にむけて契約更改が進んでいる選手・スタッフの不安を一刻も早く解消できるように全力で努めていきます」

「チームの方針は今後も変わることはなく、目指すべき目標達成に向かって、環境・体制づくりを全力で取り組んでいきます。今後の状況につきましては、進展があり次第随時お知らせしてまいります」

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