日光東照宮すす払い 陽明門、輝き増して新年へ

笹竹などで陽明門の汚れをはらい清める神職とみこ=20日午前10時10分、日光市山内

 栃木県日光市山内の世界遺産・日光東照宮で20日、国宝「陽明門」をはじめとした社殿のすす払いが行われ、神職とみこが1年間の汚れをはらい清めた。

 陽明門では晴天の下、神職とみこ計4人がすす払いに当たった。長さ約6メートルの笹(ささ)竹とはたきを持ち、彫刻などに傷が付かないよう注意しながら風を起こしてほこりを落とした。

 居合わせた多くの参拝者は写真を撮るなどして年末の風物詩を見物していた。

 神職大賀広和(おおがひろかず)さん(24)は「来年の辰(たつ)年は3代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)公のお生まれ年。機運が大変高まる年になる。皆さまが明るく元気に、新年を迎えられるよう願っています」と話した。

笹竹などで陽明門の汚れをはらい清める神職とみこ=20日午前10時10分、日光市山内

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