ダイハツが全車種を出荷停止に 安全確認の試験で新たな不正発覚 中にはトヨタ自動車へ供給する車種も

テレビ愛知

自動車メーカーのダイハツ工業が、新車の安全性を確認する試験で不正をしていた問題。新たな不正が見つかり、ダイハツは全車種の出荷を一時停止することを決めました。

ダイハツは2023年4月から5月の間に、トヨタ自動車に供給する車種も含めた6車種で不正が見つかり、第三者委員会が調査を進めていました。12月20日には新たな不正が発覚。64車種で不正行為があったことが明らかになりました。

それに伴い、ダイハツは国内外で生産中の全ての車種の出荷を一時停止することを決めました。第三者委員会は不正行為が行われた原因について「現場は安全試験には絶対に合格しなければならないという極度のプレッシャーに晒されていて、管理職に相談もできない環境だった」と説明しました。

ダイハツはトヨタ自動車の完全子会社です。アジア市場の戦略でも大きく貢献をしていました。ダイハツの奥平社長は緊急会見を開き、謝罪しました。国土交通省は21日、ダイハツの本社へ立ち入り検査をするとしています。

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