【MICE(マイス)施設整備】商工センター再開発で検討会

広島市は、西区の商工センター地区で、大規模な国際会議や見本市などを開催できる、「MICE」と呼ばれる施設の整備を柱とした再開発計画を検討しています。その検討会が開かれました。

商工センター地区は、大型商業施設や市場・漁港などがあり、経済や物流の拠点になっています。しかし開発からおよそ40年が経ち、老朽化が目立ちます。この一帯を、どのような街にするのか…。広島市が地元団体による案をもとに、再開発の方針をまとめるための検討会を開きました。主な議題は、国際的な会議などを開催できる「MICE」施設の整備です。広島市の現状の施設には、展示場を併設した会議場がない。更に展示場が狭いなどの課題が挙がっています。

これらの指摘を受け、「広島サンプラザ」や隣接する公園を中心に、国際的な会議や展示会・見本市など、「MICE」に対応できる施設を整備する案が打ち出されています。検討会では、この計画案の必要性や課題について、委員が意見を述べました。

■商工センター地区まちづくりビジョン検討会 戸田常一座長

「必ずしもビジネスだけに使うのではなく、地元の住民のいろいろな活動に活用できるような方向を考えていきたいと話し合っています」

今後、計画の実現にむけた具体的な取り組みなどを協議。来年度中に再開発の方針を策定する方針です。

《2023年12月20日放送》

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