2024シーズンからV・ファーレン長崎の新しいキットサプライヤーに決まったMacorn(マクロン)。現在は久保建英が所属するレアル・ソシエダと契約するブランドだ。
そのMacronがV長崎のサプライヤーとして2024年、ついにJリーグ初上陸を果たす。
Macronは1971年にイタリア・ボローニャで創業したスポーツブランドで、サッカー界への参入は2001-02シーズンから。最初の数シーズンは10チームにも満たなかったサプライヤー数も、2023-24シーズンは400チーム以上と思われる。
日本国内ではプロ選手が着用する姿を目にする機会はほぼ無いが、海外組だとこのブランドのユニフォームを着た選手は比較的多い。
ここではその中から、過去にMacronのユニフォームを着た10名の日本人選手をご紹介しよう。
鈴木優磨
シント=トロイデン 2020-21 Macron アウェイ ユニフォーム
多くの日本人選手がこのクラブでMacronのユニフォームに袖を通しているが、ここでは代表して鈴木優磨の着用姿をご紹介。
この洗練デザインは2019-2020シーズンに引き続き、(株)ビームス(BEMAS)のデザイナー水尾旅人氏が担当。「VICTORY LINE」をコンセプトに、胸に2種類のゴールドでV字をあしらう。Macronのユニフォームではある意味“異色作”かもしれない。
吉田麻也
サンプドリア 2021-22 Macron アウェイ ユニフォーム
吉田麻也が在籍中の202-21シーズンからサンプドリアとMacronはパートナーシップを締結し、現在も継続中。
タスキ掛けというクラシックなスタイルを細めのストライプで段違いに表現し、モダンな雰囲気を感じさせるデザイン。伝統的にホームタウンであるジェノバ市の紋章と同じ「白地に赤十字」エンブレムを腹部に配する。
相馬勇紀
カーザ・ピア 2022-23 Macron ホーム ユニフォーム
近年のカーザ・ピアのユニフォームの中でもトップクラスの人気を誇る一着。伝統のブラックを基調にストライプの使い方が絶妙だ。
相馬勇紀は2023年1月からこのクラブ一員としてプレー(名古屋グランパスからの期限付き移籍)。なお、Macronとの契約は昨季で終了し、今季からadidasをパートナーに迎えている。
原口元気
ハノーファー96 2019-20 Macron サード ユニフォーム
2001-02シーズン以来のブンデスリーガ2部を戦ったこのシーズン。Macronとは19-20シーズンから現在まで契約を継続中で、室屋成もこのブランドのユニフォームを着ている。
Macron2シーズン目のサードユニフォームは、アウェイと共通のカモフラージュ柄を採用。濃淡グレーを使いモダンで幾何学的なグラフィックが印象的だった。
内田篤人
ウニオン・ベルリン 2017-18 Macron ホーム ユニフォーム
長年プレーしたシャルケを退団した内田篤人氏の新たな移籍先は、当時ブンデスリーガ2部に所属していたウニオン・ベルリン。ただ怪我の影響もあり出場機会は少なかった。
この17-18モデルでは久しぶりにレッドとホワイトのストライプデザインが復活。シンプルながらクラシックな一着だ。
柴崎岳
デポルティーボ・ラ・コルーニャ 2019-20 Macron ホーム ユニフォーム
スペインの古豪デポルティーボ・ラ・コルーニャは2017-18から20-21までの4シーズンでMacronと契約。その3シーズン目に登場したのが、柴崎岳も着たこのユニフォームだった。
伝統の縦ストライプではなくボーダーを採用した異色のデザイン。胸元の編み上げ風デザインも目を引く。
家長昭博
マジョルカ 2010-11 Macron ホーム ユニフォーム
スペインのマジョルカは2010-11から2015-16までMacronと契約を結んでいた。その期間には家長昭博がこのクラブでプレーしている。
当時のブランドロゴマークは現在のシンボルマークではなく、ブランド名を文字で表記するスタイル。マジョルカにとっては7シーズン続いた自社ブランド後に契約した初のブランドだった。
堂安律
アーミニア・ビーレフェルト 2020-21 Macron ホーム ユニフォーム
ドイツのアーミニア・ビーレフェルトは2020-21シーズンから現在までMacronと契約中。この20-21モデルはPSVからのローン移籍で活躍した堂安律のイメージが強く残る。2021-23の2シーズンで奥川雅也もこのブランドのユニフォームを着ていた。
ビーレフェルトといえばブルーのイメージが強いが、このシーズンはブラックを基調にしたデザインをホームとして使っていた。
冨安健洋
ボローニャ 2019-20 Macron ホーム ユニフォーム
ボローニャ伝統のレッド/ブルーのストライプデザインだが、中心にネイビーを配したのは09-10シーズン以来。この19-20シーズンに冨安健洋がシント=トロイデンから加入している。
力強さを感じさせるストライプデザインはサポーターにも好評を博した。ちなみに、マクロンヒーローと呼ばれる現在のロゴマークが登場したのは2019-20モデルから。
中田英寿
ボローニャ 2003-04 Macron ホーム ユニフォーム
日本人選手で初めてMacronのユニフォームを着たのは、おろらく中田英寿氏だろう。このユニフォームはパルマからのローンで加入した2003-04シーズンの後半で着ていた。
相思相愛!90年代以前から「ユニサプライヤーが不変」の5チーム
Macronは2001-02シーズンにボローニャのサプライヤーとしてサッカー界に参入。以来現在までパートナーシップを継続している。03-04シーズン当時はまだボローニャとパドヴァの2チームしかサプライヤーを担当していなかった。
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