【12月21日(木)天気】上空に強力寒気 日本海側から雪雲が流れこみ中国山地はまとまった雪 北部や南部内陸で雪が積もる所も 朝晩中心に積雪・凍結に要注意

20日(水)の広島県内は、多少薄日がさした所もありましたが、寒気の影響で全般に雲が多い天気でした。昼間の気温は前日よりも少し高めでしたが、中国山地では寒気の流入に伴う雪雲もかかって雪や雨が降り始めました。夜になって気温がグッと下がっています。

21日・22日は上空に非常に強い寒気 南部内陸でも雪化粧の所が

21日(木)には中国地方の上空1500メートル付近で-12℃以下の非常に強い寒気が流入します。この強さの寒気は平年よりも約10℃も低く、真冬でも年に何度もないようなレベルの強さの寒気です。これが“10年に一度レベル”の寒気とされてきた理由の一つです。

同じくらいの強さの寒気が中国地方に流れこんだ去年12月23日は、広島市中心部でも積雪6㎝を観測。広島市郊外の幹線道路では車が立ち往生して大渋滞となる様子も見られました。

今回は上空1500メートルの寒気は去年のケースと同じくらい強いですが、雪雲をより発達させる上空5500メートルの寒気については今回は去年ほど強くないのもあって、去年ほどのまとまった雪は降らない見込みです。

ただそれでも北部市街地や南部の内陸部、特に広島市郊外など南西部の内陸では雪が積もるような地域も出てくる見込みです。路面の積雪や凍結には十分注意してノーマルタイヤでの走行はお控えください。

21日は一日を通して厳しい寒さが続きます。沿岸部にも5℃に届くかどうかの極寒で、北部や内陸では最高気温も0℃に届かず一日を通して氷点下の真冬日となる地点も出てくるでしょう。昼間も雪の降り方がしっかりした場合は予想ほど気温が上がらない可能性もあります。

また西寄りの季節風も強く体感的に気温以上に厳しい寒さを感じそうです。防寒対策をしっかりお願いします。

今回の強烈寒波のピークは22日(金)にかけて続きます。中国山地では雪が降り続き積雪が増えるほか、北部市街地や南部の内陸でも朝晩を中心に雪が積もりやすいでしょう。気温が非常に低いため少量の雪でも積雪や凍結となりますので十分注意してください。

特にバスなどを中心に交通機関が大きく乱れる可能性もありますので時間に余裕をもって行動してください。

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この先は今週いっぱいは平年よりも気温の低い状態が続きますが、クリスマスを過ぎた頃からは寒さは緩んでくる見込みです。

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