園児、記念乗車でお祝い 上市・新相ノ木駅10周年

新相ノ木駅の10周年で記念写真に納まる園児=上市町上経田

 富山地方鉄道の新相ノ木駅の開業10周年記念事業で20日、地元の相ノ木保育園の年長児18人と中川行孝町長、堀田喜久男町議会議長が同駅の節目を祝い、上市駅まで記念乗車した。乗車前に駅舎の前で記念写真に納まった。

 上市駅で記念式典が行われ、中川町長は町関係者や駅利用者、保護者ら約40人を前に「電車は地球環境に優しい乗り物。町では地鉄を大事に守り、育てていき、1人でも多くの人に乗ってもらえるようにしたい」と呼び掛けた。堀田議長もあいさつした。園児は「線路は続くよどこまでも」を元気いっぱいに歌った。

 両駅では、84円と63円の切手がセットになった新相ノ木駅開業10周年のオリジナル記念切手計約150組が駅利用者に配布された。記念切手は21日から町役場と町観光協会で、税込み600円で販売される。

 新相ノ木駅は町の請願を受けて設置され、事業費を町が負担し、2013年12月26日に開業した。記念事業は利用促進を図るために町が実施した。

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