2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公で福井県越前市ゆかりの紫式部を演じる吉高由里子さんのインタビュー記事が、12月15日発行の市広報12月号に掲載され、話題を呼んでいる。放送開始を待つ市民に向け「紫式部をきっかけにいろんな活動が広がっていくのはすごくうれしいし、私もワクワクします。ぜひプライベートでも行ってみたい」とメッセージを送っている。
吉高さんはインタビューで、福井との関わりについて「両親が少し滞在していたことがあり、私も一度友だちと旅行したことがある」と紹介。「特に越前がにが好きで、今年も解禁直後に福井に住む友人に大きいズワイガニを送ってもらった」としている。
式部が996年に都から越前国に赴いた下向の旅に触れ、「同じルートで福井を旅するとさらに紫式部の気持ちを感じられるかもしれない」とのコメントも。「大河ドラマとともに福井、越前市も一緒に盛り上がってくれたらうれしい」と呼びかけている。
紫式部ゆかりの自治体向けに取材の機会が設けられ、同市のインタビューに応じた。担当した職員は「とてもフレンドリーな感じで、こちらの緊張をほぐしてくれる優しさを感じた」と話している。
⇒【写真】吉高由里子さんの記事が掲載された越前市の広報
市広報は、市から贈られた越前和紙製のブーケを手にする吉高さんの姿が表紙を飾り、市内に戸別配布された。欲しいと市外から市役所を訪れるファンもいて、総合案内への配置分はすでになくなったという。
市はホームページでも公開している。閲覧アプリを含めた12月号の発行日のアクセス数は、通常の約2倍の509件に上った。