大リーグ、大谷グラブ 25日にも到着へ 茨城県や県内市町村教委

米大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平選手(29)が日本の全小学校への寄贈を表明した子ども用グラブが、早ければ25日に茨城県や茨城県内市町村の教育委員会に届けられる見通しとなった。小学校や義務教育学校などは22日に終業式を迎えるため、子どもたちがグラブを手にするのは2024年になりそうだ。

大谷選手がグラブを寄贈するのは全国の国公私立小学校と特別支援学校の約2万校。各校に小学校低学年用の右利き二つと左利き一つで計約6万個に上る。スポーツ庁が各教委などを通して希望を募り、25日から24年3月下旬にかけて順次配送される。

県教委によると、県内で希望した小学校と義務教育学校は計456校。25日は、小学部のある県立特別支援学校23校分、つくば市や八千代町など県教委と11市町教委に届く予定という。

県教委の担当者は、寄贈を通して「自分の夢に向かって挑戦する気持ちを持つことの大切さに気付いてほしい」と話した。

大谷選手は11月、自身のインスタグラムを更新して寄贈を表明。「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたらうれしい。このグラブを使っていた子どもたちと、将来一緒に野球ができることを楽しみにしています」とつづった。

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