米大統領、人質奪還「見通せず」 交渉努力を継続

バイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は20日、イスラム組織ハマスが拘束する人質の解放交渉について早期の合意は「現時点で見通せないが、われわれは働きかけている」と述べ、努力を続けているとした。訪問先の中西部ミルウォーキーで記者団に語った。

 米中央情報局(CIA)とイスラエルの対外特務機関モサドの両長官が18日にカタール政府幹部を含めて新たな交渉の可能性をポーランドで協議したと伝えられている。

 バイデン氏は、パレスチナ自治区ガザ当局がイスラエル軍とハマスの10月7日以降の戦闘でガザ側の死者が2万人に達したと発表したことを受け「悲惨だ」と話した。

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